some ( hachinohe ) - 都市へのまなざしサンプル帳 vol.2
¥3,000($18.94)
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■some ( hachinohe ) - 都市へのまなざしサンプル帳 vol.2
都市はさまざまなものの関係性でできています。都市を体験することは、都市の要素と要素、あるいはそれらと自分を関係づけていく行為であるとも言えます。断片的なイメージをつなぎ、総体としての都市を捉えようとする。その無数のまなざしの一つを「都市のサンプル帳」として制作しました。
第二弾となる some ( hachinohe )は、2024年10月に旅した青森県、八戸市での体験を記述する試みです。
制作:some ( )
活版印刷:Rhythm and Betterpress
印刷:グラフィック
表紙製本:プリントバッグ
サイズ:105✕74mm (A7)
ページ数:45(名刺1枚+写真カード40枚+キャプション4枚)*組み替え自由
発行:2024年12月
■八戸的なもの
八戸市は青森県の港町で、秋田、岩手にまたがる南部地方の文化圏にも属し、市民が山車を製作する三社大祭や、デコトラの発祥地としても知られます。
今回の滞在でも、朝市の会場で毎週催される出し物、市営の本屋と民営のブックバーによる連携、市民ギャラリー展示などの存在を知り、市民の発表や創作の場が身近であることが印象的でした。市美術館の企画展では教育版画が取り上げられ、青森県を中心とした昭和初期からの活動の歴史や作品の一部が紹介されていました。絵の上手さよりも生活を見つめて表現することや、共につくり共に学ぶことが大切にされている姿勢に、深く共感しました。
この姿勢は南部地方に伝わる刺し子とも通じるものがあり、日常の質実な必要から生まれる趣向の中に「some hachinohe」= 「八戸的なもの」を見出し、市場の活気や夜の小路の灯り、増築を重ねた建物のユニークさなど、人々のありのままの生活の断片を綴ることにしました。
■都市へのまなざし
この本では断片の集合から総体を捉えていくような都市の体験の記述を試み、本自体の形式も断片的な写真カードを束ねた「サンプル帳」の形式を採用しています。それぞれの写真は私たちが「八戸的なもの」と感じた場面です。それらをテキストによって整理するのではなく、写真と写真をしりとりのように線でつなぎ、私たちが経験した八戸をできるだけ経験したままに綴じようとしました。
整理や単純化によって世界を認識しようとする私たちにとって、複雑なものを複雑なまま、断片を断片のまま捉えることは容易ではありません。それでもできる限り世界をありのままに捉えようと努めるとき、その限界ゆえに無数の見え方があることに気がつきます。
バインダーのネジは着脱可能です。街を体験するようにカードを並べ変えれば、別の「八戸的なもの」やそのつながりが立ち現れるかもしれません。
■some ( )
some(one), some(thing), some(time), some(where), some(how)......
someoneという言葉が「誰か」と共に「重要な人物」という意味も持つように、some ( ) は、何気ないようで誰かにとっては特別な何かを考える・つくるコレクティブです。共同主宰の森本芽衣と宮武壮太郎は、ともに日本と北欧で都市・建築デザインを学び、現在は建築設計など実務活動を通して、文化的・社会的・環境的な持続可能性を考えています。
2017-2021年のあいだ、宮武が美術館の設計監理で携わり、当時から時折ふたりで訪れている八戸に、今回改めて足を運びました。
instagram: @some.tokyo
e-mail: [email protected]
¥3,000 ($18.94)